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素材に関して


 

「革の種類がよくわからない」
「どの革を選べばいいのかわからない」
そんな風に思っていませんか?

革の種類が変わるだけで、製品の見た目や雰囲気がガラッと変わります。

革製品を作り続けて12年の職人である私が、すべての素材に関して、自信を持ってお勧めできる最高の素材のみを厳選して取り扱っていますので、安心して素材選びをお任せ下さい。


イタリア産の革をおすすめする3つの理由

特におすすめなのが、イタリア産の革です。
「イタリア産と聞くと、なんとなくおしゃれそう」 その感覚は間違いではありません。
その3つの理由をお話しします。


発色の良さ

イタリア産の革は、イタリア人ならではの感性を通して作られるので、目の奥に刺さるようなビビッドな発色がとても美しく、イタリアの海の色や、ひまわりなど、自然由来の鮮やかな色に目を奪われます。
その発色の良さは、長い歴史の中で培われました。伝統を守りながら、新しい技法を取り入れるチャレンジ精神が入り混じったイタリアならではの文化です。
これは日本の伝統や常識を重んじる保守的な皮革産業の中では生まれない、イタリア産の革ならではの価値です。


美しく変化する
当店では、主にイタリア産の牛革を使っています。
一般的なブランドバッグなどに使われることのない、植物タンニンなめし革です。
植物タンニンなめし革とは、時間とともに色が濃く変化し、艶が増し、自然の風合いが生きた革のことを言います。 これは、製品にすると「重さが気になる」「使い始めの硬さが気になる」といったデメリットがありますが、使いこむことによって徐々に使う人に馴染んでいくうえに、使えば使うほど、色艶が変化し、美しくなっていきます。
一部のマニアの間では人気の革ですが、ブランドネームで選びたくない人や、一通りブランド品をお持ちの方に使っていただき、その違いや魅力を体感してほしいのです。 使えば、必ず良さがわかります。 ぜひ、実際に手にして、他のブランドバッグと比べてみてください。


製法の違い
国産革とイタリア産の革は製法が違います。
国産革は、基本的に、繊維が締まっているところと緩いところが混同して一つのロール状になっています。 一方でイタリア産の革は、牛革の最上部位と呼ばれる、背中や、肩の部分だけを最初に切り取り、加工を行います。
そのため、鞄などの大きなものを作る場合、繊維が詰まった部位だけで構成されるイタリアンレザーのほうが、製品としての仕上がりや、持ち具合が格段に違います。
これらの理由から、当店ではイタリア産の革をおすすめしています。

 

<革に対する考え>

革は傷があり、独特な風合いがあり、生きてきた証があります。
それを活かしてこそ革は生きる。天然物ならではの模様です。

みんな違っていて不均一。個性があり1点物。
風合いを存分に活用した作品が良い物であると考えています。

KATSUYUKI TANAKAの商品は、革の風合いを活かし、シンプルでありながら、どこか個性を感じるものとなっております。


 

イタリアンレザー

 

<マルゴー>

マルゴー素材
イタリアのヴィルジリオ・コンツェリア・アルティジアナ社が作る、円を描くような模様が入った、特徴的な革です。
牛脂などをたっぷり含んだオイルレザーの表面に1枚1枚、手作業で擦り傷を施しているスクラッチレザーです。
そのため、革の凹凸などで傷の入り方が変化し部位により表情や雰囲気が異なることが魅力です。
エイジングのスピードがとても速いことでも有名な、植物タンニン鞣し革です。

 
 

<ワイルド>

ワイルド素材
イタリアのトスカーナ州にあるコンチェリア800(オットチェント)で製造
されています。主にフランス産原皮使用。1頭につき1枚しか取れないショルダー部位
を使用しています。
トスカーナ地方の伝統的な技法であるバケッタ製法を用いたタンニン鞣しです。
油脂成分をしっかり留め、コシがありながら手に吸い付くような手触りがあります。また使い込む程に成長していく革であり経年変化が楽しめます。
 
本レザーは、トスカーノリスシオの3等級を主にした下地です。SDGs、サステナブルな取り組みとして、1,2級からはじかれた下地をトスカーノリスシオと同じレシピで仕上げ、雰囲気・味・革の特性はそのままに使い込んでいける素材となっております。

 

<エルバマット>


イタリアのテンペスティ社が作る、高品質なオイルレザーとして世界的に有名です。
加脂工程で他社の1.5倍〜2倍の脂をじっくりと原皮に染み込ませているため、自然な色ムラや使い込むほど深みも増すエイジングが楽しめます。
植物タンニン鞣し革です。

 

国産革

 

<アマンダオイル>

アマンダオイルの革
ミモザ主体の植物性タンニンによるドラムヌメ。
天然のアイロンツヤ、深みのある染料の奥深さが最大の特徴です。
 
部位、革の個体、生産時期によっても異なる不均一なシボ(表面の凹凸)、表情は自然な高級感を演出てくれます。
染料の色むらが生み出す彩り豊かな経年変化は、革を扱う醍醐味を思う存分味わえるでしょう。
耐久性があり、傷に強いです。
さらに傷が付いても、ブラッシングやオイルアップによってある程度消えるなど、日常使用でも安心できる扱いやすさも魅力的です。
 
牛脂、ニートフット(牛の指先の脂)、カルバナなどたくさんの天然成分が混ざったオイル、ワックスを配合しています。
天然の美しさを十分に楽しめる、丈夫なフルタンニンレザーです。



 

<アラバスタ>

アラバスタの革国内トップクラスの姫路タンナー「VLナカシマ」が作る、国産100%植物タンニン鞣しレザーです。
秘伝のオイルがたっぷり含まれたオイルレザーで、しっかりとしたコシとハリがあるのが特徴です。
傷に強い加工もされつつ、味わい深いエイジングも楽しめる高級皮革の一つです。



 

<カフー>

カフーの革銀面層を軽くペーパーで擦り、イタリアの薬品、染料でラフに仕上げた表面が特徴です。 生産時期によって個体差があり、傷つきやすい加工を施しています。
その反面、1点1点の革が2度とできない素材に仕上がっており、この世に一つしかない素材です。
使用していくと薬品が焦げて良き、オイル、ワックスが表面に上がっていて味が出てきます。



 

<ピッグスエード>

ピッグスエード素材 劣化に強い豚革のスエード素材です。鞄の内装に使用しています。
高級感があり、さらさらした心地よい触感が病みつきになる、そんな国産革です。
なるべく修理せず、良い状態を長く保てる
ように、ピッグスエードを使用しております。


 

<使用糸>

使用糸1本で、10キロの重量を持ち上げられる強度の化学繊維糸を使用しています。擦り切れに強く経年退色が起こりにくいので、綺麗な状態を保ち続けます。
綺麗な光沢とハリがあるのが特徴です。
*(引張強度102N=10キロ)当社平均値